*ヨドバシ
世界樹(特典なし)買ってきたぞー!帰りの電車からスタートだぞー!

*ゾイドサーガDS
ストーリーモードをクリアしました。

クリア後、その他のやりこみとかチャレンジモードとかは手をつけず、ストーリー冒頭のイベント(国がのっとられるまで)をもう一度見てみました。

改めてアース、ジャック、レジーナの立場がより理解できて面白かった。

*アーカディアの外交
レジーナが14歳であんなすごいポストについていることがずっと不思議だったけれど、アーカディアの最高機密が時空転移装置であり、時空転移装置の意味が「高度な文明を持ったものが現れたことを告げるもの」であるならば納得。

レジーナがロジーナの遠い血縁であるのは、姿が似ていることや名前の類似でハッキリしているので、レジーナの一族が「来るべき日」のために装置を護る者であったのは想像に難くありません。(事実彼女は、自分の一族に代々伝わる役目を、その真意はともかく知っていた)

小国の為政者が、列強へのカードとして欲している「大きな力」と、
少数民族であることも含め、庇護を受け秘儀を守り続けたいレジーナの一族。
双方利害が一致し、今のアーカディアが出来たと見ています。

王族は時空転移装置という宝刀を持つ代わりに、レジーナの一族を国の重要ポストに付け、古代遺産の管理を任せる。レジーナの一族は保護を受ける代わりに、遺産を管理し王族以外の一切に対し秘密を護り続ける。
恐らくこんな構造でしょう。

そして、列強へのカードとしてもう1枚用意されているのが三獣士の特殊な構成。
ある意味アーカディアの対外政策を縮小した図ですが、あえて懐に列強の者を抱えて「大きな力」のことを小出しにちらつかせ、同時に人質にもする。

アーカディアは、アースが帝国の諜報員であることはもちろん、ジャックも同様に共和国の諜報員と見た上で王子の側近にしていたんじゃないでしょうか。
実際のジャックが共和国の送り込んだスパイかは不明ですが、ジャックに関しては共和国に対する人質の意味が大きいかと思います。

というかそうでもないと、他国の食客をあんな傍に置く理由がつかないです。いや、三獣士の名前を与えているってことは、客として抱えているわけではなく、もう自国の者として迎えているのかな。でもそれにしては帝国出身と共和国出身を強調するよなあ。

もういっそジャックも共和国のスパイでよかったな。ただしジャックはアーカディア・共和国両国家間の正規外交員として派遣されてるって感じで。
だってジャックが三獣士な理由だけ薄いんだよ。

*あえて言わない
キャラクターの説明を見れば、アニメを見ていない人にもフィーネが古代ゾイド人であるのはすぐわかるのですが、そのことをゲーム内会話で掘り返さなかったのが、「あえて言わない演出」と見ると面白かった。

一番は、ローズとの会話で「古代ゾイド人の全部がそう考えてるわけじゃない」と返すところ。レジーナの反応が面白い。
フィーネとレジーナの会話でも、レジーナの祖先が古代ゾイド人なんだろうな(さすがにレジーナは純血種じゃなくて人との混血だろうけど)ってのは匂わせるんだけど、ズバリは言わない。

さらに、古代ゾイド人のことがよくわかってないRDが、遠まわしにフィーネやレジーナを傷つけてそうなところが最高。アニメゾイドの主人公は、ルージ君以外割と空気読まない。

もう一つあえて言わない演出が、ブラッドが何者か。

それは、ゲームプレイヤーにはわかっているのですが、主人公サイドには伝えられる場面がありません。「あえて言わない演出」は、なんか王子は自分とブラッドの因縁を知ってるっぽいことです。

四天王が仲間になったとき言うとか、ブラッド自身がカミングアウトという可能性はありますが、その場面をイベントに入れないほど軽いこととは思えません。

一番は国王から直接教わってた可能性ですが……んー、これしかないかな。

この禁忌は、時空転移装置並みの秘密であり、王子も含め全員が驚愕……て、知ってるんじゃなかったのかよ王子!

まあ、国王は最初から覚悟してた(皇帝の動きを掴んでいた)っぽいですね。ただし、対抗策が間に合わず王子を逃がすことしか出来なかったと。

残念なのは「闇アトレー」とでも言うべきブラッドが、何故、どのように心境が変わっていくのか。この部分が「あえて言わない演出」を通り越して「投げた」状態なのが……。
まあ、ゾイドサーガにそこまで求めるのは無理なんでしょうが、惜しいですね。

アニメゾイドでは、敵側のキャラクターと最後共闘するパターンが多いですが、そこまでにどう共闘にもっていくかの過程が面白いのであって、特にジェネシスのザイリンが変わっていく描写は上手かったと思います。

レイヴンは共闘というより個人の復讐優先だったし、ベガはラスボスだし(しいて挙げるなら、ビットとの戦いで目が覚めてBD団を抜けたストラ大尉がそれっぽい)、ブレードさんは……あれ?ブレードさんはなんでRDと共闘するんだっけ?

ザイリンは中盤の伏線と後半の盛り上げがすごかった。
故郷の思い出、変わっていく友人、ジーンへの疑惑、裏切り、真相判明と、ジェネシスは「ライバルキャラが仲間になる」までの流れを今までで一番強く意識した脚本だったと思います。
中でも真相判明のところは、ジェネシス一番の盛り上がりシーンだったと思うよ!

*ザイリン変化の流れ
田舎出身だが野心ある青年のザイリンが、才能を見出され四天王になる

元よりの好戦的性格から、好敵手と認めたルージを気に入り、ストーカー化

軍人としての使命より、ルージへの執着に傾き始める

暴走を始めたザイリンに、捨て駒フラグを立てるジーン。ザイリン左遷

変わり果てた故郷、旧友の姿を見る

ヴォルケーノを与えられる。持ち前の能力でヴォルケーノのパワーを引き出すが、心身を蝕まれる

我関せずを決め込んでルージにのみ集中するも、ジーンへ疑問を持つ

機械兵に襲われる自分の部隊を助ける。ディガルドへの疑問深まる

兵士名簿に、ゾイドに乗れないはずの旧友の名を見つけ、確かめに行く。機械兵の正体判明、自らの犯した過ちを知る

ザイリン・ド・ザルツ中将を捨て、一人のゾイド乗り、ザルツ村のザイリンとなる。反ディガルド部隊に合流、ルージと共闘

「我が名はザイリン! 真なる敵に立ち向かう、ザルツ村の男だ!!」はジェネシス屈指の名台詞。伏線も実に上手い。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索