ロボットにも人権? 「早すぎる」と専門家が反論
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/25/news025.html

 ヤ ー コ ン 茶 噴 い た w w w w

 
*人権をロボットにまで拡大することが要求されるかもしれない

ロボとAIの違いをわかってないのか、わかってる上で言ってるのか、まずそこが極めて怪しい。

でも、この発言↓は良かったな。

エセックス大学ホランド教授「ロボット工学でこれから起こり得ることを測る時間的尺度はない」

たしかに、いろんな意味(人間側でも技術側でも)で、今後を予測する尺度なんてない。
だから、勝手に開発やらせていいの?倫理監視するべきじゃないの?って動きは常にある。

そういうものが、軍曹の考えてる「チューリング機関」の元になってる。

まあ、今回のはそもそもの発端が「人権を与えるよう求める声が出てくる”かもしれない”」だからな。

それこそペットに「犬権」やら「猫権」やら作れって運動が起こるかもね、というのと同程度。

ペット権てのは、すでに「作るべきだ」って運動あるだろうしな。

生類哀れみの令かよ。

そう言う意味じゃ、「将来ンなトンチキ運動されたらたまらんから、世論の動きには注意しとこうZE」って意図だったら、英政府は間違ってなさそうだ。

何故それを今?早すぎねえ?って疑問が、専門家を戸惑わせてるんだろうな。

 
 

あとこの発言重要。

「ロボット工学の専門家らは、この報告書は、ロボットが現代の暮らしにどのように溶け込んでいるかという現実的な問題から注意をそらさせると指摘している」

注意をそらさせる、ってどういうことだ?

そうだな、我々は小学生ぐらいで、日本の自動車製造ラインはほぼロボットで構成されている、ということを教わる。はずだ。少なくとも軍曹は習った。ゆとりは知らん。

ロボットに人権を、というのは、「ロボットにも労働基準法が適応されるので、ラインは連続8時間しか稼動させてはいけません」ってことに聞こえる。

こういうトンデモ主張が出てくることが、何故「現実的な問題から注意をそらさせる」に繋がるんだ????

「バカだなあ」で終わるんじゃないの?

マジでわからん。

……ちょっと考えてみた。

「タマちゃんに住民票」騒動みたく、「税金でなにバカなことやってるんだ、そんな金と暇があったら開発援助に回せ」……ってことかな?

で、実際はどうなんだ?だれか解説してくれ。

 

*まさか専門家がAIとロボットの違いをわかってないんじゃないだろうか、とかは考えたくないな

たとえば、地雷探査犬は、地雷で死ぬかもしれない危険な役目を負わされて、人間に奴隷として使役されているから虐待だとか

牛も豚も感情を持っているのに、食料として殺すのは残虐だとか

そういう主張の延長に「ロボット」を持ってくる気なのかねえ。
 

昨今、株式市場でもAIが「実用化」されてる。AIってのはようするに「状況を自己判断して、行動を使い分けるプログラム」だな。この場合は、株価変動の監視用だな。

「プログラム」と呼ぶレベルか「AI」と呼ぶレベルかの、定義の違いはあるだろうけど、もう実働してる。

すでに我々はロボットの力を借りていて、AIは実社会で働いている。

ちなみにミサイルの高度なヤツにもAI入ってます。目標まで飛んでいく道筋を、熱とか衛星座標とか、条件照らし合わせて自分で判断する。

最初に入力された座標にただ飛んでいくんじゃなくて、障害物を「自分で判断して」避けたりできる。だからこいつも「プログラム」というより「AI」と呼ばれてる。

 
どうやら将来は、「地雷探査犬と同じだけの能力を持った」地雷探査ロボットには、「地雷探査犬と同じだけの生物の尊厳」を保証しなければならないらしいぞ。

 

*ロボットとAIが不可分と考えているのは、全面的に正しい

身体なくして知能無しだ。

パソコンみたいな「箱コンピュータ」上だけで知能がどうのとかは、それを真面目にやってる人が居る手前、バカにするつもりはない。

でも遠回りだ。

例えば、現在実用化されてるAIは、そのAIに必要な「体」がある。ミサイルとかね。

このへんのことは、「未来の二つの顔」の、ヘクターんところを読んでもらおう。なに、ヘクターのところだけでいい。序盤だからすぐだ。

知能ってのは身体があって「必要」になる。必要がなければ生まれないんだ。必要は発明の母だから。

ロボットはその「必要」たりえる。だからAIとロボットは、相互が相互の発展に不可分なの。

 
それと鉄人だな。

リモートコントロールの美学に徹して、AIの代わりに全部人間が責任を負います!ってのもある。

ロボットとAIは、人間がいちいち仕事をしないために作られてるんだけど、「仕事をしないのは悪いこと」って考えや、「判断とかの最後の部分は人間がやるの!」っていう、効率だけではない部分で、人間はできている。

人間は必ず非合理な面を持ってるからね。

そういう非合理面を納得させるために、ロボットやAIを「やや足りなくしろ」という要求は無視してはいけないと、軍曹は思うよ。

まあ今更言わんでも、SFん中じゃ超・超・古典だけど。「便利すぎるのは悪い」って考え方。

そうだねー、軍曹の創作を例に取ると、キーボードがなくなるのね。キーボード。PCの。
AIが出てくるような話を作る場合、そう言う世界にはもうキーボードがなくて、手の発汗や静脈を利用して文字を入力するデバイスとか使うの。指を動かすことがないので腱鞘炎もありません。

だから、緊急時に紙に文字を書かなきゃいけなくなったり、キーボードで入力しなきゃいけなくなったとき、ハッカーと呼ばれるクラスの人がすんごい苦労するのね。

便利になると、文字すらも書けなくなるわけだ。

もう既に我々キーボード世代も、漢字の書き取り出来なくなってるけどな。

 
最大の問題。責任だ。

それこそ、「AIが勝手にやったので人間は知りません」でいいのかと。

……その時のためにAIに人権をやる、という考え方もあるのかねえ。

なんか「20歳過ぎて成人した子供の犯した犯罪なので、親はもう保護者じゃないです、関係ないです」って感じがするんだけど。

 

*AIスキーの意見

軍曹はロボットに人権とかありえない派。

冷静に考えればわかるだろ。

AIは、まあ、定義次第。

それこそ、ニューロマンサーの「フラットライン」みたいな存在がいたら、ものごく揉めると思うね。

軍曹が人格移植型AIをよく作中に出してるのは、たいていが

「原因作った人間がピグマリオンコンプレックスとかで、とにかく人の心を持った機械を作りたくてしょうがなかった!あとのこととか考えません!作るのが目的なんです!」

の、「一度やってみたかった型犯罪」の結果ですからw

 

SFなAIの色々はこの項とかが詳しいよ
http://rose.zero.ad.jp/~zbm18386/robotdic.html

*絵

今日は絵だけ貼る日記にしようと思ったのに、すごい記事見ちゃってこんなんなってしまった。

色塗るところまでは行かなかった。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索