扉の外 2 (2)

2007年5月10日 読書
ISBN:4840238499 文庫 土橋 真二郎 メディアワークス 2007/05 ¥599

正直、今回のタイトルは間違っている。

今回は「もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース2」でしたわ。

といっても、軍曹がこのタイトル(もしも人工知能が〜)を使うような物語を書くとしたら、

間違いなく「異質な機械知性とのディスコミュニケーション」が主眼に来るけど、

扉の外は、今日も「閉鎖空間における人間の行動と心理」でした。

その点では、「人間心理殺伐モノ」として1を楽しんだ人は、今回も楽しめるよ。

*今回のネタばれ

・前回頻出した「なんで腕輪はずした男たちによる女子生徒レイプがないんだ」というリクエストに応えた

・今回の女たちは、1に比べるとおとなしい

・正樹愛美のCVは軍曹の中でゴトゥーザ様

・カイジ

*今回もやっぱりいろいろ惜しい

ものすごく夢中で読んでたらしく、錦糸町から千葉までに読み終わってしまった。

ということはそれだけ、ぶっ通し読める面白さだ。

が、家に帰って寝ながら読むと「ちょwwww」が何点か出てくるな。

たとえば、バトロワ結論とか。違和感あったなあ。

あと、ルール説明の時点で、勘がよければ瞬時に「これはカイジwwwww」ってわかる。主人公より先に気づいてしまうのは惜しい。

最近はライアーゲーム?でも出てきたらしいね。

ですが、今回もCUBEばりの「作られた意味がわからん罠テクノロジー」は健在。

そしてCUBEばりの「運用の目的がまったくわからん」も健在。

 
 
 
3巻も楽しみです。

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