ここ最近は会社帰りに2冊本を買って帰りの電車と次の日の朝出勤で1冊づつに読み終わってまた帰りに2冊買うぐらいのスピードで本を消化しているので、買った読んだと報告していない本位外にも読んでます。というか、ここまでくるととりわけ面白かったもの以外はいちいち日記に書かないと言うか。

つまりチャイルド44は面白い。

日記に書かない以外にも読んでいる中には、けっこう角川ホラー文庫が入ってて、このレーベル中身も表紙もラノベでいいじゃねえかむしろカラー扉と挿絵増やしてラノベになったらたぶん読者は喜ぶよ特に表紙が安倍吉俊のやつ、と思うんですが、いやはやチャイルド44、角川ホラー文庫から出ているホラー小説より怖い。ちなみにチャイルド44は新潮文庫。

新潮文庫はしおり用のヒモが付いてるんですが、これが家や昼休みに読書してるとき、湯飲みやマグカップの中に入って残念な事になるのは自分だけじゃないはずだ。

ディストピアもののSFが好きなので、自分で考える話は大抵その系統だし(モロー博士の島とかバルニバービ系)、先日感想を書いたベガーズ・イン・スペインも「ディストピアSFとして読んで面白い」と書きました。でもこれはディストピアものの「SF」だから面白い…要するにワクワクするとか興奮するとか、そういう感想なわけです。

実在したトマス・モアのユートピアであるソビエト連邦というのは、これは非常に「怖い」。

ディストピアもののSFが面白いのは、ディストピアを可能にするSFな技術があって、言い換えれば「ソ連の失敗」を技術で克服しているからこそ「そこからどうする」という面白みが有るわけです。

ソ連ネタと言うのは結末が暗いとわかっているわけで「怖い」。

ホラーの怖さは、先が見えない、未知であるからこその不気味さと言うのがあると思いますが、ソ連ものの怖さと言うのは、進むも地獄戻るも地獄の未来が上家下家対面オープンリーチなのに、それでも牌を切らなきゃならないところにある気がします。

まだ上巻だけなので結末はわからないですが怖い。

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