楽しかったー!

買った本はみつめちゃん本1冊、さいていさん本1冊、ホモスク&妖怪合同誌1冊、ゲーム投げ部のが2冊と少ないですが、開場と同時に入って終了まで見どころだらけでひっじょーに充実したイベントでした。

アフターというかじゃんけんスクワット大会には出ませんでした。四天王さんの色紙が出てたら死ぬ気で参加してたけど。

グッズは前から欲しかった集中線クリアファイルと、スエヒロガリでヒリのTシャツを買いました。ヒリTシャツちょういい……このどこにも力の入ってないデザイン! どっちも職場で使おう。

あとセラミクにスケブお願いしてエロ上司(帝釈天)描いてもらいました! スケブとか頼んだの何年ぶりだよ……

ネタが思いつかなかったのでお習字は書かなかったんですが、落書きのほうにラーフ&ヴェーパチッティのアスラ王コンビを描いてきたので満足。

アミエッタの増長天さんが欲しくて並んだけど買えませんでした。残念。

■印象に残ったこと
・ほぼ開場直後に見に行ったのに、既に「来たのか!」「遅えんだよ!」が貼られてるお習字
・2mの水時計
・花京院コスプレが4人いた。それだけならまだしも全員ティーポット持ってた
・韓国のサッカー選手コスプレも2人ぐらい見た
・大盛況のセラミクオークション
・広目天さんのコスプレがいた!
・ふたば合唱団ファイナル~敗訴~
・壷がやった まゆ
・スエヒロガリ第10期やります!

心残りは委託を見る余裕がなかったこと。来年の学園祭も遊びに行きたいですね。
http://www.harmonyjapan.com/ndp2013/


今朝の新聞で知ってめっちゃテンションあがった。

サントラが大好きで10年以上聞き続けてる「ノートルダム・ド・パリ」がついに日本公演!
フランス語版ではなく英語版ですが。

いやー、このミュージカル、マジいい曲多いんですよ。

なんと言っても「Belle」
http://www.youtube.com/watch?v=KUXGVfmrEN4

そして「カテドラルの時代」
https://www.youtube.com/watch?v=EocLKUzsaoc

見に来いとは言いません。A席で9000円です。CD買えとも言いません。

ただ、youtubeで歌が聞けるので聞いてほしい。

ノートルダム・ド・パリというミュージカルのことは広く知ってもらいたいです。

12/10まで半額!ってなってたので思わず買ってしまった「イブン・アンナフィース」。

まあ同人ゲーなんですが、ジャンルがなんと「今までになかったアラブの歴史のビジュアルノベル。偉大な科学者であり医者のイブン・アンナフィースの物語」。そりゃ今までになかったよ?!
http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ106690.html

これがね、既に買ったプレイヤーが口をそろえて曲が良い曲が良いと……。「タイトル画面のBGMが心地よくて聞き入ってしまったゲームなんて家族計画以来だ」なんて言われたら気にならない訳ないじゃない!結局コレが殺し文句になって買ってしまいました。

曲が良いっつっても低価格同人ビジュアルノベルだろ?と思ってプレイして見たらタイトル画面で流れる曲がいきなり心を掴みにくる。なにこれすごい。

そして会話の随所に挟まれる「あなたの上にも平安とアッラーの慈悲と恵みがありますように(あいさつ)」「アッラーに感謝」「ビスミッラー(アッラーの名において)」がじわじわくる。あと、忍殺じゃないけど翻訳翻訳しすぎてて微妙な日本語が持つ味わいみたいなのがやばい。

絵もやや女性向け?という感じがするが見慣れると味があって良いなと思ってしまう辺り、私は相当このゲームに染められてる。

長い腕読みました

2012年10月29日 読書
前から気になってた作品だったので、何の気なしに買ってみたらなにこれ面白い。

ぶっちゃけると、ミステリーとしては「まあこんなんかな」という感じで、つまらなくはないけど突出してすごい(私好み)って感じもしなかったんですが

前半のゲーム会社パートがいい。すげえいい。

あーゲーム会社ってこういう感じなんだなー、という描写読んでるだけでニヤニヤが止まらない。

そしてもう1つ、主人公の元上司・石丸がですね、仕事が出来て人当たりが良くて主人公の良き理解者で心強い味方なんだけど、心の中で何を考えているか見えなくて非情な一面もあるという、読者のハートをガッチリつかんでくキャラすぎる。

大変楽しませていただきました。

そして今この感想を書いてて始めて2001年の本だと知りました。すげえ!!11年前の本だと思わなかった!!

思わず本屋で呪い唄買ってしまった。
ホークアイ
激強
問題

 

映画公開前は「誰このおっさん」扱いだったホークアイさんことクリント・バートンさんが映画見た後は「誰このめちゃくちゃ強い弓のおっさん」になるという……
さすが旬の俳優ジェレミー・レナーを起用してるだけはあるな!

全体を通して

かっこいー!

ゲラゲラゲラ

やったーカッコイー!!

を繰り返す映画で、見ていて最後まで飽きませんでした。というか最後の最後スタッフロールの後が一番面白いのでエンディング途中で席を立っちゃ駄目だかんな!


*笑いの神
ヴィランのロキさんが全編通して笑いどころ担当で腹筋がつらい。

・いきなり息切れしてる神
・運転席と助手席は埋まってるので荷台に乗る神
・ドイツ人に英語で演説し始める神
・神「跪け!」 ギャラリー「…」 神「跪けって言ってるでしょー!!(ぷんすか)」
・お前の野望は規模が小さいとか言われる神
・ソー「聞け」(社長に吹っ飛ばされる) 神「…聞いてる」
・神「怪物を連れて来たのはお前だ(ドヤ顔)」 ウィドウ「ありがとう」 神「……」
・ヒーローどころかただの人間である”トレーディングカードにキャップのサインもらいたいマン”にすら一撃食らう神
・コツン(何も起こらない) 神「?」 コツンコツン(やっぱり何も起こらない) 神「??」 
・社長「いざという時に勃たなくなる男はけっこういる。5人に一人ぐらい」
・飛んでくる弓を素手で受け止めてドヤ顔
・ビターンビターン(チラッ)ビターンビターン

ひどい。
http://togetter.com/li/353455

笑いすぎてお腹痛い

去年の夏も毎日寝不足になるぐらい笑わせてもらったんだけどこれは嬉しいサプライズ。

*状況を追ってみた
つげったーのまとめだと「マジスタンスに取られる」ってなってるけどカゲレスはマジスタンスで良いのか…?カゲレスは元nov民でもコラ師でもねーんじゃねーかなー、と思ったけどどうでもいいことだな!

真カオス*ラウンジ
今カオス*ラウンジの商標を持っている玉名市のおっさんのこと。今後は、グッズ作ってるピンクカンパニーの1ブランドとして、現代アートネタのグッズ作るときにの名前になるんだと思う。

旧カオス*ラウンジ
謎の人物小林さん。真カオス*ラウンジである玉名市のおっさんことカゲレスこと影山氏に、カオス*ラウンジの商標を譲った人。つまり元々カオス*ラウンジというのは小林さんのもってる商標だった。小林さん……何者なんだ……

偽カオス*ラウンジ
いわゆる薄味とか白瀬とか。うそくんは抜きで。小林さんがカオス*ラウンジの商標を持っていたため(今は玉名市のおっさんが持ってるけど)そもそも最初からカオス*ラウンジじゃなかった人たち。じゃあなんなんだこの人たち。
ジジィがだんだん背景に増えてくシーンで耐えられなかった(腹筋が)。

遅れてきたヒーローばりに「待たせたな!」って感じで登場するジジィ達のかっこよさは異常。

*映画「バトルシップ」を観てきました
あんまりに楽しかったのでネットで感想や考察を検索したら、

「実はジジィ達はエイリアンが来た時点でミズーリーを動かそうと弾薬や燃料やエンジンの準備をしていて、主人公たちが来なくてもミズーリーを出してエイリアンと戦うつもりだったんじゃないか(エンジンはあんな短時間でうごかないし、弾薬もすぐ使える状態にはないはず等の理由から)」

という考察があって思い出し笑いで腹筋がつらい。

「時代遅れの旧型をもう一度動かして戦う」って展開は卑怯だわー絶対燃えるわー
またリンネ殿が死んでおられるぞー!

って何人ぐらいに言われたんだろうなこれ……。
 
 

■クリアしました
リンダキューブアゲインと続けて動物ループゲーで吹いた。おい!この動物どもとんでもねえぞ!

動物が世界を救うすぎる……まあ流石にリンダみたく人類の歴史そのものを改変するとかまでは行かなくて身近な人々救うのがメインですが。

さわやかでいいエンディングでした。そしてさわやかな中にも、最後までちゃんとシセルのことを覚えてるのがよみよみだけってのが少し物悲しくて良い。

しかしよみよみ…脱走+人質事件だけで禁固10年は食らいすぎじゃねえの?!それともあの時間軸ではスパイ冤罪事件が冤罪だって判明しなかったんだろうか……いやジョードさんとラブリー刑事がいるからそれはないか……ううn?そもそもラブリーが躍起になって事件解決を目指すのはジョードさんの無実を証明するためだし……あれっ?

……やっぱ脱走+人質事件だけで禁固10年は食らいすぎじゃねえの?!

 
それにしても良いミステリーでしたね。シセルは叙述トリックなんだろうなーってのは、リンネ殿がラブリーになった時点でわかってたんですが、公園で駆けつける意外な仲間とかラブリー刑事からかかってきた電話とか「お前かよ!!」って思わず叫んじゃう展開があって、流石だなあと思いました。

特に公園でのアイツとの再開で吹かなかったプレイヤーっているのかなってぐらい不意打ちされた。アヤツル者の存在を聞いてからのあの流れは卑怯すぎる。


 
■ここがよくわからない
タマシイは嘘がつけない、正確には思ったことが全部言葉に出てしまうわけですが、たまに会話中シセルの(心の声)みたいなのをリンネ殿がスルーしてたのは、聞こえてるけど無視してたんだろうか。シセルの(心の声)には、誰ともつながってない時の本当の独り言と、死の4分間中の発言両方のパターンがあったはずですが、死の4分間中って基本、シセルが助けようとしてる死者にはいつも声が聞こえちゃう状態なんだよなぁ。


あと一番の謎は、クネリと初めて会話する時、クネリの正体だとかシセルのこととかをクネリがはぐらかすこと!これ、クネリが相当タマシイ会話に長けてて、なりたての新人死者相手なら心の声を隠せるとかなんですかね?あいつのことだからそれぐらいやりそうな気がするのがまた。


そしてよみよみが誤認逮捕される切っ掛けになった事件の犯人って誰なんだよ。
既にエルミ罰世界樹4(ハードごと購入)が確定してるからそれまでに積んでるゲーム崩さないと……

というわけでゴーストトリック始めました。

アニメがすごくぬるぬる動いてビビる。なんでこんなに良い動きなのさ!
既にエルミ罰世界樹4(ハードごと購入)が確定してるからそれまでに積んでるゲーム崩さないと……

というわけでゴーストトリック始めました。

アニメがすごくぬるぬる動いてビビる。なんでこんなに良い動きなのさ!
一番の謎は8年の間嫁が妊娠しない理由だったんですけど……(たまにセリフが変わるピロートークを見ながら)


■リンダキューブアゲインCまで終わらせました
すいませんこの嫁がウエディングドレス着て動物と戯れてる映像、Cのエンディングでも見られなかったんですけどどこの映像ですか……まさかD?Dなの?

D……(シナリオの冒頭だけ見てみる)うん、無理!


色々謎が残ってるところもあったのに、結局クリアすると「96年頃には妊娠してたって良いんじゃないかな……」が一番記憶に残るゲームってどうなの……いや、面白かったんだけどね?!
 

いやぁ、ABとやった後に来るCの破壊力いいね。

A リンダは可愛いなぁ

B リンダは可愛いなぁ!

C リンダさんマジパねぇ

に変化してったよ!好きな人が出来たんだ→ああ、「出来た」ってそう言う…→バカ!隠語じゃねえよ! みたいな展開をシナリオ冒頭いきなりやるんじゃねえよ!(電話で追い打ちをかけるリンダさんで腹筋を粉々に破壊されながら)


割と謎投げっぱなしですよねこれ。プレイヤーの想像に任せるって方針なんでしょうが。

ネオケニアなくなったらグリーン製薬も営業できないんじゃないかな……とか、なんで電話が有線しかねえんだよ?!とか

99年春の病院になんで新生児がいるんだよ?!とかな!ホラーにも程があるだろ!ヒィッって声が出た。あの新生児はあのままネオケニアに放置なんだろうな……

突っ込みどころと言えば、94年の春に結婚した弟夫婦が「近いうちに脱出する」と言いながら結局97年春に脱出したことですかね……3年後じゃねーか!!(3年間嫁の実家でだらだらしてる弟)
強かった……そしてエグかった……
 
 

シナリオAはNTRのストーリーなんだなー。ボスに関しては明確に誰かにNTRれた訳じゃないですが、根本にある物は大切な人が奪われる恐怖ですよね。

わりとNTR好きなんで、リンダを取り戻せないバッドエンドとか妄想してニヤニヤしてました!

シナリオAだけじゃわからない部分はB、Cで判明するらしいので、後々わかるのを楽しみにしながらまだしつこくシナリオAで動物集めてます。

 

このゲーム勧められた時は、狂気シナリオやグロ演出が絶対気に入るから!って大プッシュされたんですが

やってみたら忠犬系主人公と調教師ヒロインのラブストーリーだったでござる。ああ、ケンってそういう……

いや、良いゲームだと思います。もっとリンダとイチャイチャしたいんだよ!!

さっさとB行くべきか。
いまシナリオAでリンダがプレイヤーキャラとして使えるようになったあたりです。

おい、取説。おまえケンは「普通の少年」って言ってただろ。完全に調教されてるじゃねーか!!!

 

■本当に変態しかいねえな!

まさかkenchangもわりと手遅れな感じのアレだったなんて…。

ゲーム始めたばかりの超序盤(レベル3未満)の頃は、kenchangももっと普通だと思ってたのに……そりゃその時で既に自分を棒で殴るヒロインに非難ひとつないのがなんかおかしいとは思ってたけど……

それでも「リンダは妹みたいなもんだから仲は良いし好きだけどリンダでは抜けない」とかそういうのだと思ってたのにこれガチじゃないですか。

普通はいくらヒロインのお願いでも「コブラツイストかけていい?」って聞かれたら「よくねえよ!」とかそういう反応する気がするんですよ。

なんでkenchangは「絶対にNO!」的な選択肢がないんです?!なんで強い肯定と遠回りな肯定の選択肢しかないんです?!

もっとこう……口ではNOと言いながら体がYESと言ってしまうkenchangが見たかったのにまさか口でYESって言っちゃうほど病状が進行してたなんて……kenchang……

HPの1/4をもってかれるまでギブアップしないkenchangに鍛え上げられたドMを感じる。

一見普通の少年のkenchangもわりと手遅れなレベルだった。やはりkenchangもこの惑星の住人……

こんなkenchangをプレイヤーの分身(プレイヤー自身)として感情移入させようとしたスタッフはあたまおかしいな! こんなの自分みたいなバイオレンス一途ヒロインと総受け系ドM男好きしか喜ばねえよ?!

あとさっき気がついたんですがkenchangだから弟がnekなんですね。変な名前だとしか思ってなかったよ…。

ネクもネクで、kenchangがツンデレじゃない(最初から完全調教済み)だからネクがツンデレキャラなんだなこれって思うと、属性盛りすぎで胃もたれしてくる。すげえなリンダキューブ。
ヒーローズファンタジアが終わってなぜか初めてしまったリンダキューブアゲイン。

やだ……これ面白い……

リンダが可愛い。でも序盤のせいかリンダ出番すくない……

しかしアレですね、自分はバイオレンス一途系ヒロイン好きだからリンダかなりツボなんですが、

これ…一般受けするとは思えないヒロインなんだけど…当時これで大丈夫だったんだろうか。

 

しかしリンダは当然可愛いんだけどゲーム開始時点で完全調教済みのケンはそれ以上に可愛いな。
ふぅ、面白かったー!

■アドロアス界は一度滅びればいいと思う

見事なぐらいアドロアス側のオリジナルキャラにゲスとアホしかいなくてこれは……いっそ滅びろ……

姫がゲスすぎて後半面白い。こういう意味で面白くなるとは思わなかった。

エピソード 22 「カガメリ石を求めて」は、姫のブローチ(※見せるだけ)とか主人公の子供時代の思い出とかオーフェンとオーファンとオーファンとか倒した敵にとどめ刺さなくていいの?とナチュラルに言いだすヒーロー共だとか、いろいろ美味しいエピソードなので大変お気に入りです。っつーか人殺すことに抵抗ない奴多いだろ!ヒーローだろお前ら!

エピソード29 「力を求める者」のラストのヘイヘイにも笑いました。流石黒の死神だな……なんのためらいもないな……

アクの強いキャラ多くて飽きが来ませんでした。ほんっっとロクでもねえ奴しかいねぇなヤップ=ナーは!!

一番笑ったのは、一万人の移民って正攻法で移民してもそんなに多い数でもないよねって事でしょうか。そこで諦めんなよ大魔道士。

ゲスで詐欺師だけど最初から打算で動いてるとカミングアウトしてたリューちゃんはなんだか嫌いになれませんでした。「口調と態度を変えます」と超序盤で言いだすとか、そういうの嫌いじゃない。

 


■プレイ前とプレイ後
このゲーム、見た目と実際に遊んだ感想が相当違うんじゃないでしょうか。

なにしろパケ絵が駄コラにしか見えない。しかも参戦作品から漂う90年代臭「え…5年前ならともかく今ゲーム化?」オーラがすごい。

正直、これを見て地雷ゲーじゃないと思う人がいたらそのほうがどうかしてるレベル。

 
●ケロロ軍曹
発売前の声
「ケロロ浮きすぎだろ……こいつらいらねえ…」
「なにこれ子供向け枠?」

発売後の声
「ケロン人超馴染んでる…むしろ居なかったら詰んでるレベルで活躍してる……」
「フィールドキャラのケロン人超かわいい……癒される……」


●スレイヤーズ
発売前の声
「20年前の作品とか持ってこられてもなぁ…」
「くっ……昔ドラグスレイブの詠唱を覚えてた古傷がぁぁっ!」

発売後の声
「リナがしっかりしすぎててお母さんに見えてきた」


●オーフェン
発売前の声
「おかしいよね、オーフェンはアニメ化してないのになんでヒーローズファンタジアに出てるのかな」

発売後の声
「オーフェン初ゲーム化!」


●BLOOD+
発売前の声
「小夜…戦って…」

発売後の声
「小夜…めっちゃ戦ってる…」


●R.O.D
発売前の声
「今になってRODゲーム化?!声どうするの?!」
「三姉妹出せよ!」

発売後の声
「読子さんの声可愛い!」
「これドレイクさんがいなかったら大変な事になってたよね」


●DTB
発売前の声
「契約者って能力地味だし、黒がリナやらカグツチやらと一緒に戦って戦力になるの?」

発売後の声
「おかしくね?!ヘイヘイの火力おかしくね?!」


●舞HiME
発売前の声
「まいまい大人気!主人公!」

発売後の声
「碧ちゃん大人気!主人公!」


●スクライド
発売前の声
「カズヤに集団行動なんてできるはずないし……」

発売後の声
「チンピラアルター使いとチンピラ魔術士が意気投合してる……」


●リウイ
発売前の声
「なぜこのラインナップにリウイが…?」

発売後の声
「なぜこのラインナップにリウイが…?」
引き続きヒーローズファンタジア。

3章の、ズーマさんと再戦するエピソードまで来ました。

リナに向かって「とどめ刺さなくていいの?」とか言い出す愉快な仲間たちに笑った。こいつらマジヒーローじゃねえな!

主人公:ひでおの子供とはいえ、結局のところ一介のサラリーマン
リナ:悪人に人権はないさん
リウイ:この時点ではただの酒と喧嘩が好きな軽いノリのにーちゃん(自分の出生についても知らない)
ケロロ軍曹:侵略者
オーフェン:モグリの金貸し
読子:大英図書館のエージェント
小夜:身内の責任を取るため戦ってる
舞:女子高生
カズマ:反逆者
黒:殺し屋
蘇芳:契約者は殺す

半分以上ろくでもないなこいつら!!

かろうじて読子さんがヒーローらしく見えなくもない……かな……

半分以上が人を殺す覚悟をとうの昔に決めて血で手を汚した経験があるのがすごい。現役暗殺者・元暗殺者・暗殺者となるべく徹底的に教育された魔術師がそろってる時点でどうなのこれ!

しかしこんな奴らの集まりが、ばらばらになることもいがみ合う事もなく仲好くまとまってるという……カオスすぎる……

プレイしてない人にパケ絵を見せて「こつら仲いいよ」って言っても絶対信じてもらえないんだろうなぁ。

あと、大食いキャラが何人かいるから食べ物ネタは絶対やると持ったけど、まさか料理キャラ担当がヘイヘイになるなんて思わなかったよ!まいまいじゃねーのかよ!
ヒーローズファンタジアのせいで毎日睡眠時間が削られてこれは……翌日が頭痛……

※なお、ヒーローズファンタジアのターゲット年齢は24歳です。

条件を満たした人には大変に面白い、なかなかの良ゲーだと思いますヒーローズファンタジア。

名作!って訳ではないし、楽しんでる人たち自身が「え?!これ初週で15000(ダウンロード販売本数除く)も売れたの?!」って驚くぐらいの「俺は好きだけど絶対売れないわこれ」オーラ出まくってるゲームですが、楽しいです。

※なお、ヒーローズファンタジアのターゲット年齢は24歳です。24歳です。

 

■現在の進行状況
現在3章まで来ました。ちょうどグロ魔術師殿とカズマが合流したあたりです。これからザナッファーを倒しに行くところ。つかザナッファーとかめっちゃ懐かしいかんな!

パーティの構成は、舞HiME組、ROD組、スレイヤーズ組、スクライド組で12人編成。

このゲーム、アニメ見てなかったBLOOD+舞HiMEスクライドキャラの性能が高くてつらい……見てなかったけどスタメン入れちゃう……

いや、好きな作品(DTBとか)もすっげー強いんだけど、というかヘイヘイに関しては明らかにバグレベルでおかしい(強すぎ)なんだけど、DTBキャラがヘイヘイとパブリチェンコ2人しかいないからHPが低くて使いにくい!ヘイヘイ異常に強いけど!(蘇芳から目を逸らしながら)

BLOOD+も2人しかいないからHPが……と思ったら なにこのハジさん すごい 堅い。(まいまい読子さんとあわせて壁にしながら)

 

・印象に残るキャラ
黒(DTB):おま……なにそのダメージ……対価(PP)払えよ……
      通常攻撃(繰り返しますが通常攻撃です)で10万ダメージ以上叩きだせる、ヒーローズファンタジアでもっともおかしい人。PP(ファンタジアポイント)使って必殺技使う必要が、ない。
      しかも必殺技も実際使うと80ヒットとかするんで十分強い(燃費は悪い)。
      わりとすぐ戦闘不能になるので英雄モードにも入りやすくてこれは……ヒーロー……(覚醒ヒロイズム流しながら)
      ヘイヘイさえいれば戦闘は何とかなるんじゃないかなって錯覚するレベル。



読子(R.O.D):かみそうこう!読子さんマジかみ装甲!(壁にしながら)
      必殺技の燃費が良く、防御が硬いPTの壁その1。紙を防御に使ってるのにすごい堅い。
      ずっと聞いてると脳のとろけそうなボイスもいいよね。トアー!コレデー!
      壁が便利すぎてスタメンから外せません。



舞(舞HiME):まいまい堅い!魅力高い!おっぱい揺れてる!
      読子さんとあわせて安定したこの 壁。(おっぱいばかり見ながら)
      魅力のおかげでカグツチでコンボを〆るとかなり回復するのも好きです。
      後衛で壁できる人がまいまいとりゅーほーぐらいしかいないので(ヘイヘイを壁にすると しぬ。)すごく便利。



ハジ(BLOOD+):捕まるイベントで「おまえかよ!!」と叫んだプレイヤーは多いはずだ。ホントにおまえかよだよ……。あと喋って。喋ろうよ!(勝利台詞画面)
      必殺技の燃費が良く連携が高くスタメン向きなうえに壁もできると言う、とても優秀なステータスを持つチェロ奏者。そうか……そのケースで翼手殴るんだ……
      BLOOD+を見ていなかったせいで、どうしてもナイトレイド4号に見えるけど好きです。お気に入りです。
      それと「小夜…戦って…」がネット上のネタじゃなくて本編だったんだって、ボイス見て初めて知りました。
      


クーガー(スクライド):レッドさんと戦う前ぐらいまで、ハジ・クーガー・ギロロ・ドレイクでスタメン組んでたんだけど、前衛二人両極端すぎじゃね?!クーガー吹きだしに台詞入りきってなくね?!(そして喋らないハジ)
      スクライドはもう一人の前衛と後衛の両人がバ火力なせいでこの人が冷遇されてるように見えますが、この人そこそこ連携高いし普通に強いんです。あとの二人がおかしいだけです。



タママ(ケロロ軍曹):必殺技のコスト超安い!経済的!ということで、フィールド効果を気軽に張り替えるのに持ってこい。ターン頭タママで貼った効果をターン終了時にハジかまいまいで上書きして防御、という流れがボス戦でのパターンでした。これでも鎮目戦はきつかったけど。
      というかケロロ小隊のメンバーはドロロ壁・ギロロ連携高い・タママコスパが良い・クルルデバフ使い放題と、みんな役立っていいね。ああ、緑色の。お前は座ってろ。
      


ドレイク(R.O.D):連携が高いので、ボス以外はずっとスタメンでした。この人のツッコミは見ていて安心する……
     うっかりボス戦でスタメンにすると死ぬのがちょっと辛い。まあ読子さんが堅過ぎなんですが。



クリーオウ(オーフェン):レキがいなかったらレインに勝てなかったよ。
     マジで第一章クリアの鍵は愛らしいクリちゃんを「塔」に連れて行ってあげてね仮面の使い方だと思います。どうしてもレインに勝てない人は、攻撃ターン2回までの間に誰か死んだらやりなおす気持ちで、クロスオーバーコンボからのレキ!やっちゃって!を2回やればレインには勝てる。


 

■忘れられない敵

レイン:※レイン戦までがヒーローズファンタジアのチュートリアルです

カール:フィールド効果のありがたさを教えてくれる人。ふざけんな。

橘あすか(三回目):おまえ何回カズマ殺せば気が済むんだね。

ギロロ&タママ:おかしくね?カールや橘あすかが強敵ってもの十分おかしいんだけどおまえらに何度もゲームオーバーさせられるってより一層おかしくね?!
      ギロタマ戦はブレイブポイントの振り方の大切さを教えてくれる。おまえのことだよなつき聞いてんのかオイ。

鎮目:かたいんですよ!あと守備↑↑↑状態の読子さん一撃で殴り殺すのやめてよ!

翼手:これに関しては、いきなり戦いだす小夜ちゃんとハジが悪いと思うの。セーブしてねえから深優戦からやりなおしだよクソァ!!!
というわけでヒーローズファンタジア買いました。

なにが恐ろしいってこのゲーム、反応してしまう作品によって歳がばれるってことでしょうか。

(1)、ドラゴンマガジン(スレイヤーズ、オーフェン、リウイ)に反応してしまう三十路組
(2)、スクライド、舞HiME、R.O.D、黒の契約者あたりで狙い撃ちされた25歳前後(制作側のメインターゲット)
(3)、流星の双子がキラータイトルな20第前半組
(4)、コンテンツの息が長く広い年齢に知られてるケロロ、誰狙いなのか全く読めないBlood+に惹かれる年齢不明層

すいません、(1)ですいません。

それにしても「主人公の年齢を購入想定層にしました」とかアラサーファンタジアにもほどがあるすぎる……


ゲーム性は難しめ。
説明書ちゃんと読んでないとボスで死ぬ、というか説明書読むだけじゃ理解できなくて実践で死にながら理解していく難易度で、レベル上げゴリ押しも効かないシステムです。

しかし参戦作品を見てこれを買う層は、ファミコンから英才教育された死に覚えゲーに耐性がある年齢層なので問題がないと言う。いい調整なんじゃないですかね!


まだ序盤の序盤も良いところなので、リナで削ってガウリイに壁になってもらってリナがとどめって感じですね。え?主人公?えっと……即死んで英雄モード役…?
黒歴史ノート発掘からこのかた、SW(2.0はよく知らないのでフォーセリアで知識が止まっている)の二次創作のつづきを書き足しているのですが、面白くて仕方がない。

小説を書くほどスタミナはないと戦う前からあきらめて、黒歴史ノートに書き足すだけで満足しているのですが、「なぜこの話が自分にはこんなに面白いのか」がだんだんわかってきました。

最初は「神をコケにした態度」がカタルシスで面白いのかと思っていたのですが、頭の中で話が広がって、物語が決着する頃になると、何が「面白い」部分かはっきり見えてきました。


自分は、『唯識論的なSF』をフォーセリア舞台で作り上げることが楽しくて仕方がないようなのです。


元々『唯識論的なSF』そのものが、読むのも考えるのもワクワクして楽しいものです。

それを、ゲームとしての制約、ファンタジーRPGとしての制約があるフォーセリアであえてやる。「ルール上は禁止されていないので、あとはGM判断です」という隙間を突く。


この「ファンタジーRPG世界でSFをやる」「ルール上は禁止されていない隙間を突く」の2つが、面白くて面白くてしかたがないらしいのです。


いやだって、ロマンあるだろ!ガチファンタジーな舞台にSFをぶち込むのって!手あかが付きまくっているとはいえ、ファンタジーだと思ったら実はSFでしたーって展開は面白いだろ!


「フォーセリアではなくオリジナル世界に直して書く」というのも何度か考えたのですが、「ルール上は禁止されていない隙間を突く」部分の楽しさがもったいなくて、どうしても捨てられない。


脳内で話が進むうちに、主人公が「色即是空」とマントラ唱えたり(※主人公はファラリスのダークプリーストです)、主人公が量子ジャンプしたり(※繰り返しますが主人公はファラリスのダークプリーストです)しましたが無害です。


……本当にルール上問題ないんだろうか。まあいいや。

別にゲームとしてプレイするのは不可能でいいんです。ルール上はっきり禁止さえされていなければ。

……量子ジャンプは無理だろうな。まあいいや。


すべてのキモは、ファラリスの教義「完全なる自由」の解釈を、どこまでやっていいのか。これが通るか通らないか、リーチ後の捨牌読みあいみたいな綱渡りが楽しいです。


私の解釈では、「完全なる自由」という概念(ことば)をフォーセリア世界に発生させてしまったファラリスは、それによって、考えられるあらゆる邪悪も凌駕する「他の邪神を頭一つ飛びぬけた世界のルールの破壊者」の邪神となります。


自由経済の中で生きていると、自由であれというファラリスの教義は単純に悪だとは考えにくくなります。どうしても「邪悪でないファラリス教徒」を考えたくなります。

現代人の私たちは、「自由であることは誰にも侵害できない基本的人権である。ゆえに、他人の自由も侵してはならない」という考えを自然に持っています。だから、「自由かつ秩序の両立」は不可能じゃないと思ってしまうし、実際そういうファラリス教団は、ルールに矛盾せず作れるわけです。


私が「他の邪神を頭一つ飛びぬけた世界のルールの破壊者」といってるのは、古い意味(PCの敵、悪役としての役割)でなく、リベラルな意味(基本的人権の中の自由権)でもなく、「完全という言葉に含まれる、もはや言葉遊び・いいがかりに達してる部分」です。


「完全なる自由」という、ファラリスが究極として目指せと言ってる概念は、「完全」と言っているゆえに

グループSNEが「ゲームとして成立させるために決めているルール」からさえ「自由」である

ということです。


メタ的に言えば、GMにもPLにもグループSNEも、「ソードワールドRPGを遊ぶ」という概念がある限り、「自由」はありません。

「完全」という言葉には、そこさえ超越して「自由」である領域、そんなところまで含まれてしまうと言っているのです。

こんな自由が許されるとか、ルールを突いて実現できるとか、そんなことはまったくありません。不可能です。

ただ、ゲーム内の要素、ゲームを遊ぶ部品、ただの設定であるファラリスは、そんな部分(概念。言いがかりレベルですが)にもかかってしまうほど――宇宙を越えた部分につながるような――やっかいな概念を、「持ちこんでしまった」のです。

ファラリスがどうやったって、ファラリス自身には「ソードワールドRPG」をどうかする事なんてできません。ファラリスはゲームのパーツです。

ただ「完全な自由」という言葉、プレイヤーに「ゲームルールの向こう側」まで「発想させる言葉」を「持ちこんだ」という点で、私の中では「他の邪神を頭一つ飛びぬけた世界のルールの破壊者」に見えたわけです。


物語風に言えば、神を作った創造主からも自由になることが完全な自由なのだと言ってしまった、ってところでしょうか。


そして、私が描きたい物語も、そういう話なわけです。
最近、ノートを整理していたら、むかし練っていたSWの二次創作のネタを書きとめたものが出てきました。

どういうものかと言うと、ファラリスの信仰を仏教的に解釈しサルトルを加えた感じの小説アイデアメモです。

自由神としてのファラリスについては、ドラマガを買い始めた高校の頃からずっと考えを練っていて、このアイデアも大学時代に哲学の授業を受けたのがきっかけで書いた覚えがあります。

なんで今になってこんな黒歴史ノートが出てくるんだという懐かしさと、今読んでも面白かったというのにダブルで軽いショックを受けました。


リベラルな現代社会に慣れ親しんでいる日本人なら、一度は「邪悪ではないファラリス信者」について考えたことがあると思いますが、このアイデアメモはそういう話でもありません。


同じネタが既にあるかなと思ってググってみたのですが、どうもないみたいでむしろ不思議なぐらいなんですが、自由=煩悩と言う絶対束縛からの離脱=悟り つまりファラリスが説いているのは「汝本能の束縛から自由であれ(煩悩から解放された悟りの状態、仏を目指すべし)」という仏教の教えなんだ、という解釈です。


もう既出だろこのネタ……と思ってたのに、どうやら世に出ていないらしい。


さらに言うと、ファラリス自身は「まったく自由ではない」。自由を司る神なんて呼ばれながら、ファラリスには自由の能権なんてないんです。だって、戦争してるじゃないですか。自由(悟り)に達している、つまり「自由を自分のものとしている、体得している、何にも束縛されず、思考がなく言葉もなく涅槃にある状態」なら、そんなことするはずない。


私が書こうとしてアイデアを練っていた話は、自由とは何かを考え、真なる自由を求めるダークプリーストの放浪です。

若き日の主人公は、自由とは何かを考えていました。それが「根本的に生きることの悩みから解放された、真に救われた状態」(仏教でいう「悟り」)だと考えた主人公は、一般に自由の神と言われるファラリスがまったく「自由ではない」ことに気が付きます。

ファラリスは自由ではない(解脱できていない)。それどころか、六大神の一柱というとても強い力――人間なんて及びもつかない絶対的な力――があるにもかかわらず、なおそこに至ることができていない!至る方法すら示せないでいる!
つまりファラリスは「自由を求め、渇望する心」を司る神であり、自由など手にしていない――手にできない。それはまったく「自分が求めている物がどうやったら手に入るかもわからない、六柱の中でもっとも哀れであり、無能な神である」。

そんな「神に対する憐れみ」を覚えた瞬間、主人公はファラリスの声を聞いてダークプリーストになり、自由(仏教的にいえば涅槃)を求めて旅に出るという話です。


いくつか問題があって、こういう一面(自由=悟り)をSWの世界に存在させることはルール的に可能なのか?ということと、どこまでがファラリスの教義としてありえる範囲なのかがわからかったというのがあります。


この話のキモは、ファラリスを「信仰していない」ダークプリーストが主人公だ、という部分です。信仰とは、恐れ敬う事。つまり「ファラリスの神格を疑い、ファラリスを憐れんですらいる」人間が加護を受けている=それもまた信仰、とファラリスがOKを出している、という部分にあります。ここが通らないと、成立しないアイデアです。「邪悪ではないファラリス信者の話」と根っこが違うのはここです。


ファラリスは自由神なので、矛盾しているけどぎりぎり通りそうな通らなそうな……。


また、この話は、既存の信仰・社会・仕組みがあるからこそ、「ルールからの逸脱者」として主人公が浮かび上がる構造なので、世界を完全オリジナルに置き換えて、二次創作ではないストーリーとするのも、あまりうま味がありません。SWだからカタルシスがある、SWだから面白くなるアイデアだと思います。


主人公は神を憐れんでいます。だから、光の神の派閥はもちろん、闇の神の派閥、というか主人公以外のファラリスの信者から、「神を冒涜する者」としてすさまじく憎まれています。いわゆる「邪悪ではないファラリス信者」からも「淫祠邪教」扱いされます。


ファラリスの「汝が成したいように成せ」は、一般的には欲望のまま生きよというように解釈されます。しかし、そもそも「欲望」というルールが人を縛っています。では、「欲望」というルールから自由になりたい時は、何をすればいいのでしょうか。ファラリスは「自由ゆえに理性を持て」と言いますが、欲望というルールから「解放される方法」は何も言いません。(主人公に言わせれば、ファラリス自身その方法がわからないから四苦八苦しているのです)


SWの世界は「世界がある」ことそのものが「ルール」でできています。(私たちがあるこの現実世界もそうですが。)
生きるために他の生き物の命を食べるのもルール。生きようとする意志もまたひとつのルール。生きるのに疲れて死のうと考えるところまでやっぱりルール。主人公の言葉を借りれば「私がまさに私であること。それ自体が、私を追いかけまわし、一瞬でも逆らったり一所にとどまろうとすれば、欲や恐怖や愛や喜びと言った鞭でさまざまに叩き、再び走らせようとする。まさにこれがあらゆる苦痛の根源であるのに、この鞭は私が死んでも魂を追いかけまわし、一見すれば逃げ場はどこにもない。この世界そのものと言うルールから、一足飛びに逃げ出すほかには」


自由と言う事は、つきつめれば孤独です。生き物に等しく投げかけられるマーファの慈愛ですら「欲や恐怖や愛や喜びと言った鞭」のなかのひとつです。こうした「鞭」から一切合財解放されることが「自由」であるなら、それは「世界がある」という大ルールへの反逆行為なのかもしれません。自由=悟り意外に、自由=反逆行為という面についても書こうとしたのか、いくつかメモされていました。ファラリス以外の全ての神(今の世界を破壊しようとするカーディスも含め)は、それぞれが持つ「ルール」に従っている。ただ1人ファラリスだけ自由(=ルールの働かない「世界の外」)を唱えたので、この時点でファラリスはファラリス以外の他全部を敵に回す可能性があった。……とかなんとかそういうことも書いてあったんですが、これに手を出すと本来書きたかった「駄目な面を持った、そこがちょっと人間臭くて愛すべき神」というネタが書けなそうなのでたぶん没になったんだろうと思います。世界すべてに対する反逆者とかカッコいいですが、たぶんそれもうファラリスじゃない。


主人公は、神を敬うどころか、「自分と同じく悟りを求めて四苦八苦する仲間」ぐらいの敷居の低さで見ています。こうした「神をコケにした態度」が私には面白い。
この神の解釈が果たしてアリなのかナシなのか。ネタを考えた当時から悩んでいる点なのですが、たとえ成り立たないとしても、久しぶりに見返した「真なる自由を求めるダークプリーストの放浪」のアイデアは、今見ても面白く感じます。

ファラリス信者だけでなくファラリスそのものを「悩みや諦めをもった、感情移入の対象(キャラ)」にしてしまっているあたりがアウトっぽいですが、自分を逮捕しにやってきたファリスの神官戦士に「ファラリスは自由の神ではない」と説く主人公や、自分を殺しに来たダークプリーストに向かってファラリスを「あの無能」と言い切る主人公の姿は、いつか話として書いてみたいものではあります。

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