絵を描ける(絵を描くことが好きだという意味)人間にとって、自分のために描くのが一番面白いに決まっている。

その上で上手いとほめられたり、面白いといわれたりすればタナボタであって、頼まれて描くというのは、クライアントの要望を聞くというまったく別ベクトルの仕事が入ってくるので面白くない。

そのクライアントが友人だったり、何を描くかをこちらの裁量に任せてくれたり、「注文を聞く」過程がラクであれば、「人のために描く」というのは極めて刺激的で魅力的だ。

要は、絵を描く人の全てが、頼まれて絵を描くという行為において

「頼まれて」の部分を得意とするわけではないということだ。

もちろん中には、画力よりクライアントから注文を聞きだすことのほうに才能の長けた人もいるだろうし、そういう人は自分のために描くより人のために描くほうが楽しいかもしれない。

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