昨日A.I.やってた。
2005年1月13日 映画公開日に見に行ったなぁ。なつかしいなぁ。
キューブリックは「これ自分が撮るよりスピルバーグのほうが、CGとか慣れてるしいいんじゃないかと思うんで、任せた」と言いましたが、やっぱりキューブリックで見たかったな。
キューブリックは、いつか機械に取って代わられることを恐れている人だったから、2001年宇宙の旅で、あのような素晴らしいHAL9000を演出したといいます。
キューブリックがA.I.を撮っていたら、もっと怖いデイビットになってたんじゃないかと思うと残念です。
デイビットの恐ろしさ、怖さは、彼が人工知能である自分を否定して、あくまで人間になりたがったところにあります。あの、刷り込みみたいな愛、あれが本当に怖いね。
人間になるなんて、人工知能が人工知能になるよりはるかに簡単なことなのに。
人間になりたいなら、周りの人間から「あなたは人間らしいね」と言われてしまえばそれでオッケーだと思ってます。既成事実ってやつね。
第一、人間が何かなんて、人間自身も分かってないのに。だからこそファジーで面白いし、デイビットのようなリアルな機械が出てきたら、簡単に崩壊してしまう程度の境でしかない。
攻殻では、ゴーストの有無が機械と人を分けてたけど、デイビットってゴーストあったのかな。ホビー博士は「デイビットにゴーストが宿った!」って喜んでたけどね。
A.I.の恐ろしさは、やはりキューブリックでないと描けないよ。勿体無いね、キューブリックに撮れない世界で描かなきゃいけなかったことは。
「いつしか人間は付き合いが面倒な同属を見捨てて、理想の恋人になれるAIのみを愛するようになり、滅びる」
これは、『帝国軍機械化将校』のテーマなんだけど、もっとこのテーマ(キューブリックはこういうA.I.を思い描いてた)に近く仕上げてほしかったなぁ。
デイビットのような人工知能が、人間の模倣子のジレンマを超え、人工知能である自分のアイデンティティを築くような話を、いつか書けるようになりたいですね。
キューブリックは「これ自分が撮るよりスピルバーグのほうが、CGとか慣れてるしいいんじゃないかと思うんで、任せた」と言いましたが、やっぱりキューブリックで見たかったな。
キューブリックは、いつか機械に取って代わられることを恐れている人だったから、2001年宇宙の旅で、あのような素晴らしいHAL9000を演出したといいます。
キューブリックがA.I.を撮っていたら、もっと怖いデイビットになってたんじゃないかと思うと残念です。
デイビットの恐ろしさ、怖さは、彼が人工知能である自分を否定して、あくまで人間になりたがったところにあります。あの、刷り込みみたいな愛、あれが本当に怖いね。
人間になるなんて、人工知能が人工知能になるよりはるかに簡単なことなのに。
人間になりたいなら、周りの人間から「あなたは人間らしいね」と言われてしまえばそれでオッケーだと思ってます。既成事実ってやつね。
第一、人間が何かなんて、人間自身も分かってないのに。だからこそファジーで面白いし、デイビットのようなリアルな機械が出てきたら、簡単に崩壊してしまう程度の境でしかない。
攻殻では、ゴーストの有無が機械と人を分けてたけど、デイビットってゴーストあったのかな。ホビー博士は「デイビットにゴーストが宿った!」って喜んでたけどね。
A.I.の恐ろしさは、やはりキューブリックでないと描けないよ。勿体無いね、キューブリックに撮れない世界で描かなきゃいけなかったことは。
「いつしか人間は付き合いが面倒な同属を見捨てて、理想の恋人になれるAIのみを愛するようになり、滅びる」
これは、『帝国軍機械化将校』のテーマなんだけど、もっとこのテーマ(キューブリックはこういうA.I.を思い描いてた)に近く仕上げてほしかったなぁ。
デイビットのような人工知能が、人間の模倣子のジレンマを超え、人工知能である自分のアイデンティティを築くような話を、いつか書けるようになりたいですね。
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