プロットメモを書いている
2005年5月15日 いろいろ思うこと昨日は帝将のメモを書いたので、こっちにも貼っておく。
*プロットメモ【帝将】
この話ほど二転三転してるモノもないな。
まず、主人公がマチコなんだよ。
信じられないだろ。私も信じられん。
でもマチコなんだよ。今でも。
ロベルトじゃないんだよ。
いつのまにかさらに話が変化し、帝国と敵対するクラッカー勢力「グリーン」があらわれる。
グリーンが「帝国ゲーム」を改竄しようとしたため、臣民のデータが消えたり、隔絶されていたはずのシステムが一般ネットに繋がり一般人を巻き込んで…という流れになる。
これが、現在メインの帝将の原型。
−−−−−−−−−−−−−−−
グリーンのアタックにより、ゲームは崩壊し、管理権限を与えられていた12のAIは、自分のサーバを守るためにそれぞれの行動に出る。
しかし、AIはそれぞれ帝国全体を統括するのに必要な役目が割り振られており、AIがバラバラになったことで帝国全体がおかしくなる。
しかも、防壁担当の第7AIが破壊され、帝国は侵入者を防げなくなっていた。
臣民データは消え、代わりに都市修復ユニットのドローンが「都市住人」の代替を果たすようになる。
そこへ、8番目のAIが「外部ゲームから運んできたNPCデータ」を流入させて自分のサーバに走らせた。
他のAIはその行為を非難したが、「自分の都市に人間を住まわせないなんてみっともない」と言われ、各都市にNPCが配分される。
12番目のAI(マチコ)は、NPCを拒絶。グリューネヴァルト鯖のドローンに「偽りのもの(NPC)を排除しろ」と命令を下す。次いで、隣接するユンガーヴォルフ鯖に宣戦布告。
AI達は「グリューネヴァルトが狂った」と、一斉に防壁を展開。各鯖の連結が途絶え、帝国機能は破綻する。
やがて、8番目のAIは、外部から「PC」までも呼び込む。
その事に強い反感を覚えたのが、デモン機能を担当していた第5AIロータートイフェルと、ロータートイフェルと同じクリエイターに作られたため、機能が常に同期している第6AIのシュヴァルツヴァルトである。デモン機能はイルゼが統括しており、この機能故イルゼは隔壁があっても鯖間を移動する。
すでにマチコは11、10、9、7鯖を陥落させ、ほとんどの鯖には「人間を襲え」と命令された戦闘実行体がいた。
イルゼとロベルトは、PC流入を止めるため、帝都ヴァイセンオイレに向かう。そして帝都でチューリング機関と交戦。最悪の事態が既に起こってしまっていたことを知る。
人工知能の自発的な行動を規制するチューリング機関は、帝国の存在自体を許さない。設置場所を割り出さんとするチューリング機関に対し、帝国を消されては困るグリーンと、狂った凶暴なAI(マチコ)が襲いかかってくる。グリーンの存在を知ったチューリング機関はひとまず撤退し、国際機関と交戦する羽目になったグリーンも「この山はヤバイ」と未練を残しつつ引く。残されたマチコは、禁忌とされる皇帝の謁見を果たそうとするが、第1AIに阻まれ叶わない。
一方イルゼとロベは、第8AIのブラオエンブリッュケに「どう責任を取るつもりだ」と問いただしに行くと、既にローラ・ブラオエンブリュッケは帝国を出ていくところだった。
それこそ機械化将校にとって「世界すべて」である帝国を捨てるなど、発想すら不可能なイルゼとロベルトに対して、もともと外部から使い回されたAIだったローラは、バカにした捨て台詞を残して飛び立っていく。
既に他のAIの姿もなく、帝国は本当に形を崩そうとしていた。
帝国生粋のAIは第1、第2、第5、第6、第7、第10の六基だったが、このうち第7はグリーンに破壊され、10、2はマチコに破壊されている。他は帝国を捨てチューリングから逃げ出した。
第1AIのヴァイセンオイレは、皇帝の死守をイルゼに託して陥落する。
イルゼは初めて、ロベルトに「勝て」と命令する。これは手段を選ぶなという意味であり、ロベルトは内崩壊のロジックでマチコごと自壊していく。しかし、手段を選ばないのはマチコも同じで、外部鯖からの呼び出しで自壊を抜け出した。
帝国すべての存在理由である皇帝に謁見したマチコは、眠っていた少女を揺り起こした。
「お前のせいで、ひどい夢だ」皇帝はマチコを非難し、役に立たない、仕事も満足に果たせないと、AIが言われて一番ストライクに傷つくことを散々言ったあげく、「お前が不快だから死ぬ。現実が不快だからここに来たのに、さらに不快だ。もう死んでやる」と言い残して消えた。
マチコは今のは全部イルゼの罠だと言ってイルゼを締め上げたが、イルゼは「どの道もう帝国はオシマイだし、ロベルトもいないし、失うモノは何もないからどうでもいい、壊すなら壊せ」というので、マチコは「俺は役立たずじゃないし、帝国も終わらせない、この帝国が終わるとしても自分が再生させる」と言って、ツヴォルフエンダーを呼び出し、あるもの全部飲み込んだ。
イルゼはこのまま帝国と一緒に消えることを覚悟したが、イルゼのクリエイターが現れて、「存在自体が目的のあなたは、自由に生きなさい」と言った。そして、帝国に依存していたデモンの機能が他の環境でも使えるようになり、ロベルトを再生させることができた。
イルゼが振り返ると、ツヴォルフエンダーに飲み込まれていく帝国が、消えようとしていた。
チューリングとグリーンが帝国に繋がろうとしたが、その後はその場所に何もなく、ツヴォルフエンダーの手がかりもつかめなかったという。
−−−−−−−−−−−−−−−
その後、「ロベルトとイルゼ視点」の漫画版が書かれ、いつの間にか二人がメインみたいに思われる。
*プロットメモ【帝将】
この話ほど二転三転してるモノもないな。
まず、主人公がマチコなんだよ。
信じられないだろ。私も信じられん。
でもマチコなんだよ。今でも。
ロベルトじゃないんだよ。
いつのまにかさらに話が変化し、帝国と敵対するクラッカー勢力「グリーン」があらわれる。
グリーンが「帝国ゲーム」を改竄しようとしたため、臣民のデータが消えたり、隔絶されていたはずのシステムが一般ネットに繋がり一般人を巻き込んで…という流れになる。
これが、現在メインの帝将の原型。
−−−−−−−−−−−−−−−
グリーンのアタックにより、ゲームは崩壊し、管理権限を与えられていた12のAIは、自分のサーバを守るためにそれぞれの行動に出る。
しかし、AIはそれぞれ帝国全体を統括するのに必要な役目が割り振られており、AIがバラバラになったことで帝国全体がおかしくなる。
しかも、防壁担当の第7AIが破壊され、帝国は侵入者を防げなくなっていた。
臣民データは消え、代わりに都市修復ユニットのドローンが「都市住人」の代替を果たすようになる。
そこへ、8番目のAIが「外部ゲームから運んできたNPCデータ」を流入させて自分のサーバに走らせた。
他のAIはその行為を非難したが、「自分の都市に人間を住まわせないなんてみっともない」と言われ、各都市にNPCが配分される。
12番目のAI(マチコ)は、NPCを拒絶。グリューネヴァルト鯖のドローンに「偽りのもの(NPC)を排除しろ」と命令を下す。次いで、隣接するユンガーヴォルフ鯖に宣戦布告。
AI達は「グリューネヴァルトが狂った」と、一斉に防壁を展開。各鯖の連結が途絶え、帝国機能は破綻する。
やがて、8番目のAIは、外部から「PC」までも呼び込む。
その事に強い反感を覚えたのが、デモン機能を担当していた第5AIロータートイフェルと、ロータートイフェルと同じクリエイターに作られたため、機能が常に同期している第6AIのシュヴァルツヴァルトである。デモン機能はイルゼが統括しており、この機能故イルゼは隔壁があっても鯖間を移動する。
すでにマチコは11、10、9、7鯖を陥落させ、ほとんどの鯖には「人間を襲え」と命令された戦闘実行体がいた。
イルゼとロベルトは、PC流入を止めるため、帝都ヴァイセンオイレに向かう。そして帝都でチューリング機関と交戦。最悪の事態が既に起こってしまっていたことを知る。
人工知能の自発的な行動を規制するチューリング機関は、帝国の存在自体を許さない。設置場所を割り出さんとするチューリング機関に対し、帝国を消されては困るグリーンと、狂った凶暴なAI(マチコ)が襲いかかってくる。グリーンの存在を知ったチューリング機関はひとまず撤退し、国際機関と交戦する羽目になったグリーンも「この山はヤバイ」と未練を残しつつ引く。残されたマチコは、禁忌とされる皇帝の謁見を果たそうとするが、第1AIに阻まれ叶わない。
一方イルゼとロベは、第8AIのブラオエンブリッュケに「どう責任を取るつもりだ」と問いただしに行くと、既にローラ・ブラオエンブリュッケは帝国を出ていくところだった。
それこそ機械化将校にとって「世界すべて」である帝国を捨てるなど、発想すら不可能なイルゼとロベルトに対して、もともと外部から使い回されたAIだったローラは、バカにした捨て台詞を残して飛び立っていく。
既に他のAIの姿もなく、帝国は本当に形を崩そうとしていた。
帝国生粋のAIは第1、第2、第5、第6、第7、第10の六基だったが、このうち第7はグリーンに破壊され、10、2はマチコに破壊されている。他は帝国を捨てチューリングから逃げ出した。
第1AIのヴァイセンオイレは、皇帝の死守をイルゼに託して陥落する。
イルゼは初めて、ロベルトに「勝て」と命令する。これは手段を選ぶなという意味であり、ロベルトは内崩壊のロジックでマチコごと自壊していく。しかし、手段を選ばないのはマチコも同じで、外部鯖からの呼び出しで自壊を抜け出した。
帝国すべての存在理由である皇帝に謁見したマチコは、眠っていた少女を揺り起こした。
「お前のせいで、ひどい夢だ」皇帝はマチコを非難し、役に立たない、仕事も満足に果たせないと、AIが言われて一番ストライクに傷つくことを散々言ったあげく、「お前が不快だから死ぬ。現実が不快だからここに来たのに、さらに不快だ。もう死んでやる」と言い残して消えた。
マチコは今のは全部イルゼの罠だと言ってイルゼを締め上げたが、イルゼは「どの道もう帝国はオシマイだし、ロベルトもいないし、失うモノは何もないからどうでもいい、壊すなら壊せ」というので、マチコは「俺は役立たずじゃないし、帝国も終わらせない、この帝国が終わるとしても自分が再生させる」と言って、ツヴォルフエンダーを呼び出し、あるもの全部飲み込んだ。
イルゼはこのまま帝国と一緒に消えることを覚悟したが、イルゼのクリエイターが現れて、「存在自体が目的のあなたは、自由に生きなさい」と言った。そして、帝国に依存していたデモンの機能が他の環境でも使えるようになり、ロベルトを再生させることができた。
イルゼが振り返ると、ツヴォルフエンダーに飲み込まれていく帝国が、消えようとしていた。
チューリングとグリーンが帝国に繋がろうとしたが、その後はその場所に何もなく、ツヴォルフエンダーの手がかりもつかめなかったという。
−−−−−−−−−−−−−−−
その後、「ロベルトとイルゼ視点」の漫画版が書かれ、いつの間にか二人がメインみたいに思われる。
コメント