ボックス21
著/アンデシュ ルースルンド, ベリエ ヘルストレム

これ面白かったんだが、あんま感想とかみかけないな。

 

*ヨーロッパ系が面白い

深海のYrrやチャイルド44を読んで、東欧系や北欧系って面白いんじゃね?

と思い始めてたので読んでみたら面白かった。

この前に読んだ”完全にアメリカ系”なジョン・ダニングの「死の蔵書」も面白かったけど。

いやあ、よくハリウッド展開(笑)とか言われるけどさ、正義こそジャスティスな結末は、それはそれで面白いと思う。間違いなく。

ダン・ブラウンは毎回読んで満足感あるし。

 


でも、ヨーロッパ系?っていうの?後半で犯人がわかって、じゃあ正義は勝つ結末になるのかと思ったらまさか、みたいな。

「この時点で読者が真犯人に気がつくんだから、きっと結末は真犯人を親のダイヤの指輪のネックレスを指にはめてハイスラでボコる展開になるのは確定的に明ら…おいィ?!何いきなり話終わってるわけ?」ぐらいの驚き。

まさか裏世界でひっそり幕を閉じる結末になるとは……

そういう意味では後味の悪い作品なボックス21。

 

でも面白い作品だとは思います。

中盤で、どう見ても被害者だった女性が

 完 覚
 了 悟

する展開になるとか吹いた。

文章から彼女のすごい決意が感じられて、「たった三文字の不退転 それが心の花である」とか思い出しました。

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