そもそも何故勇ちゃんはあいさつにホをつけるかのほうが気になります。そんな…口調:ヒーホーっぽいこと…。

あ、今日はソフトハウスキャラベストボーカルの日じゃないか。

 

*昨日「売ってない」って言ってたはずのジョン・ダニンクをあの後買ってきた

こういうことはよくある。

売ってないと言いつつ「幻の特装本」「失われし書庫」を買ってきた手前、もはやなんでもありって気がしてきた。

今探してるのはアンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム(ランダムハウス講談社文庫)の「制裁」。どうやらボックス21同様、裏世界でひっそり幕を閉じるらしい。リアルではモンクタイプ。

 

*シリーズ化?

あとがきにあったけれど、ジョン・ダニングはクリフ・ジェーンウェイをシリーズ化したくなかったそうだ。

同じジャンルで書くとそのうち前のネタの焼きなおしになるから、らしい。何冊にもわたるストーリーの大長編と言う意味のシリーズじゃなくて、一冊出したら評判が良かったから続きを書きましょう、というのが嫌なんだそうだ。

これを読んで、アシモフのブラックウィドワーズとはまた随分違うなと思った。あれはまあ、アシモフが「キャラが気に入りすぎたので発注されなくても書く」ってシリーズ化した、完全作家主導だから違って当然なんだけど。

ダニングはキャラが気に入りすぎたからシリーズ化する、と言うことがない作家なのかな?

そんな話をした後でアレですが、今読んでいるのはレイモンド・クーリーの「テンプル騎士団の古文書」です。

これは面白い。

いや、読んでいるうちに「自分は面白いと思ってるけど世間的に受けないかもしれない」と思い始めましたが。

いろんな意味でダヴィンチコードなので、キリスト教の危機というジャンルそのものが好物とかじゃないと、二番煎じにみえるのかなぁと。

キリスト教の危機ならジャンル読みできる、と言う人にはお薦め。いや、キリスト教に限らないですけど。

なんらかの宗教が根底にあって、科学が浸透したことにより、人々の信仰心が宗教から科学に取って代わられていく、あるいは宗教が説得力のよりどころとしていたものを失う。それにより事件が起こる。

こういうジャンルは、大抵面白い。

もっとも、その性質上、危機に陥る宗教は大抵キリスト教って決まってるんですが。

構造上もろい部分を持っているからこそ、キリスト教はネタとしておいしいわけで、他の世界宗教はネタにしにくいのかなと。

テンプル騎士団の古文書のいいところは、宝箱の中身が早めに判明するところです。宝箱を開けるまで中身が何か謎のまま引っ張られるとイライラする。

ぶっちゃけ、ラストで誰が宝を手にするのかよりも、中盤で明かされるヴァチカンの本音のほうが楽しい。

深海のYrrもでしたが、相変わらず日本人にはソレが明かされることがどのように危機なのか実感か沸きません。「ニーチェが神は死んだといってからだいぶ経つのに、まだ神って生きてたのかー」程度です。

だがそれがいい。

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